ワイルド・レンジ 最後の銃撃
ケビン・コスナーも西部劇も、ここのところハズレが続いている。今度こそ当たりを見たくて我慢に我慢を重ねた。1時間も我慢した。しかし結局、盛り上がることはなかった。話の流れからするとラストに一波乱、銃撃戦がありそうな雰囲気ではあったが、飛ばして見る気にさえならなかった。
見続ける気力を奪ったシーンは次のとおり。
町を流れる小さな排水路が嵐であふれる。人が渡れる程度の水かさなのだが、橋代わりに板切れを渡す。その板切れをうっかり流してしまう。流された板切れは建築中の木造家屋の梁に引っかかる。水圧を受けた梁がへし折れて、骨組みだけの家が傾く。
あふれたといっても、細くて浅い小さな排水路だ。水かさも知れている。排水路を流された板切れが梁に引っかかるのはいいとしても、人が渡れる程度の水圧で家を支える梁がへし折れ、家ごと傾くシーンはないだろう。コントじゃあるまいし。
おまけにこのシーン。ストーリーの展開には一切関係がない。
「建てた場所が悪かったな」の一言で、おしまい。( ゚д゚) ポカーン