17分我慢した。揺れる画像を我慢して見ていたが、退屈した。

15分我慢した。昔風の凝った作りだったが、退屈した。

主役と脇役は入れ替え。終わってみれば、陳腐な邦題が気になった。原題のままでいい。そして、原題が指し示す相手は脇役なのだから、主役と脇役は入れ替えたほうがよかった。そもそも、一番の見せ場に主役はいないのだから。

3分我慢した。オープニング・ロゴを六つも見せられた。始まる前にうんざりして見るのがいやになったが、主演がシュワルツェネッガーだったので3分我慢した。揺れる画像に悪酔いする前に停止ボタンを押した。

退屈しなかった。出だしはかったるかったが、退屈しなかった。グリズリーに襲われるシーンはリアリティがあった。主人公なのに汚い歯をしているなど、細部までこだわりがあった。復讐を遂げたカタルシスは得られなかった。