ディープ・エンド

26分我慢した。

湖に死体を遺棄した主人公は、なぜか岩礁のある浅瀬を選んだ。あたりを見回すシーンがあったから、そこなら岩に囲まれて見えないと言いたかったのかもしれないが、広大な湖の沖に出てしまえば岸からは見えないはず。深いところに死体を沈めたいと思うのが当然の心理ではないだろうか。

実は、死体は浅瀬になければならない理由があった。死んだ男が乗ってきた車の処分にあとから気づいた主人公は、キーを探しに浅瀬に戻った。死体を沖に沈めてしまうと、車のキーを探すのがむずかしくなるから、浅瀬に沈めるストーリーでごまかしたわけだ。

これより先は見る必要がないと判断した。