ヒューマン・キャッチャー

妙に弱いところもあるクリーチャーがいい。

頭部を損傷して墜落したり、交通事故で手足を切断したり、衝撃を受けて気絶したりと、不死の怪物にしてはいささかひ弱な体がアンバランスで魅力的だ。それでも不死だから殺すことはできないわけだが、体が再生するまでの間、一時的にでもダメージを与えることが可能なので人間との戦闘も成立する。

殺せはするがほとんどダメージを与えることができないエイリアンやプレデターとは好対照だ。本作の怪物「クリーパー」には地球代表として、「エイリアンVS.プレデター」にぜひとも参戦してほしいところだ。

ちなみに、前作「ジーパーズ・クリーパーズ」を見たことは覚えているが、内容は初めのほうしか思い出せない。しかしまあ、前作を知らなくても楽しめる作品ではある。