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かったるいがまあまあの出来。

作りは渋いが、かったるいシーンとまぬけなシーンが多い。警官を殴り倒して堂々と警察署に侵入しておきながら、窃盗のために人目を忍ぶ展開となる。腕ずくで押し入っておいて人目を忍ぶもなにもないだろうに。とある映画祭でグランプリを受賞したのは、かったるいシーンが芸術的だったからだろうか。とてもそうは思えないが。

映画祭といえば、「チャイルド・コレクター」はとある映画祭で最優秀サスペンススリラー賞とやらを受賞しているし、「デッド・レイン」もとある国際映画祭でグランプリを受賞している。どうやら映画祭うんぬんとの謳い文句はあまり信用しないほうがよさそうだ。