missing ミッシング

あっけないラスト。

期待せずに見たら、なかなかの出来。これは掘り出し物かと喜んでいれば、あっけないラストが待っていた。まるで、連載を突然打ち切られた漫画のようだ。プロットの範例を引き合いに出せば、きちんと「クライシス」で観客を引きずり込んでおきながら、肝心の「クライマックス」をすっ飛ばして、体裁だけは取り繕おうと「エピローグ」につないだ感じ。なにがどうなってそのように決着したのか、なんとなくわかってはやれるけれども、そこを省かずに見せるのが商売だろうに。