時間の無駄だが魅力もある。
アメリカが誇る戦艦で起きた大爆発事件の真相を描くパニックサスペンス巨編
と謳い文句にある。前半分はいいとして、一体全体、どこがどうパニックサスペンス巨編
なのか理解に苦しむ。パニックはないし、サスペンスではないし、巨編でもない。事故は起きたが軍部が上手に隠蔽しておしまいという作品。
実話に基づくそうだから好き勝手に脚色はできないにしても、真実に迫ろうともしないのだから見るだけ時間の無駄というもの。ただし、停止ボタンを押してしまうほどつまらないわけでもなく、そこそこの出来。戦闘艦の砲塔内部にスポットライトが当たるのは珍しく、その点だけは魅力だ。