セルラー

コミカルで残念。

シリアスな展開を期待していたのだが、コミカルなシーンも多く、残念。警察署に駆け込んだ主人公が、事件の通報を完遂できずに署を飛び出して、単独で行動する時点ですっかり気分も冷めた。署内であるにもかかわらず、たったひとりの警官と少し話しただけで、ほかの警官には出会えないというのはいかがなものか。

随所でストーリーが破綻しており、何度か停止ボタンを押したくなった作品ではあるが、テンポはいい。無駄を省いてぐいっと引き込むファーストシーンのように、魅力がないわけではない。

ありえない、くだらないと、捨ててしまうのもいささか惜しく、子供向けと腹をくくって見ることにした。いただけないシーンさえ我慢できれば、そんなに悪くはない。