ザ・インタープリター

集中してじっくりと見た。

冒頭の登場人物の位置づけがよくわからず、クライマックス間近になっていったん中断し、冒頭のシーンを見直した。片方が主人公の兄であることは話の流れでわかっていたのだが、わからなかったのはドライバーのほう。見直して初めて、ただの運転手ではなく重要人物なのだと知った。それならそれで、いま少し紹介してほしいもの。いくら重要人物でも、出番は運転だけならあまり記憶に残らない。

最後の最後に登場したあの犯人が、犯行を完遂していればもっとおもしろかったかもしれない。実は黒幕で、初めからそれが狙いだったのだとしたら、グッと重みも増したはず。もちろん、そうなると救いのない作品になってしまうのだが、それはそれで悪くない。