蝋人形の館

凝った仕掛けを楽しませてもらった。

いつまでたってもなにも始まらないので何度も停止ボタンを押したくなったが、蝋人形という素材に魅力があるので我慢した。48分頃からようやく話も転がりはじめて、クライマックスはなかなか壮観だった。

蝋人形もよくできており、途中で遡って確かに人形であることを確認したりと、凝った仕掛けを楽しませてもらった。ほかにも見どころはあって、もう少し高く評価したい気もするのだが、なかなか始まらなかったことや、まじめな人物だったヒロインの恋人が途中から急にいいかげんな性格になったり、蛇足の三男が用意されていたりと不満も大きく、その点が残念だった。