最後の最後できれいごと。
ヒロインはあそこで撃たせるべきだった。主人公は殺されたと思えただろうし、妹は監禁されていたし、自分も犠牲を払って、しかも死を覚悟していたにちがいない。それなのに、最後の最後できれいごとを言うのはつまらなかった。
エンドロールにラストシーンが仕込んであったのだが、これがまた見事に蛇足だった。と思ったら、さらにもうひとつラストシーンが隠されていたものの、これもやっぱりいまいちだった。倒したはずの強敵が生き返るシーンがほしいのなら、あの役は主人公の兄にするか、もしくはヒロインを生き返らせたほうがよかった。