ウォール・ストリート
マイケル・ダグラスが全部持っていった。
主人公ではないからか、マイケル・ダグラスが出ないシーンも多かった。しかしながら、マイケル・ダグラスが全部持っていった感じで、やはり主役に据えるべきだった。
ひと昔前の大型携帯などで笑いを誘ったのだから、ゴードン・ゲッコーが一般社員と机を並べて株を売るといったシーンなども見たかった。
クライマックスのセリフには違和感があった。金融界にカムバックしたのだから、父親としてもカムバックしたいという意味は理解できるが、すでに父親にカムバックして金を持ち逃げしたあと。娘が許すとはとても思えない。娘の妊娠が和解の鍵なのだから、あそこは「父親としてはダメだが、せめていい祖父になりたい」と言わせたかった。