エイリアン4 完全版

揺れる画像。

ここまでの作品にも揺れる画像はあったが、なにが写されているのかよくわからないほど、激しく揺れるようになった。この頃から、揺れる画像に臨場感があると、映画界は勘違いを始めたものと思われる。興行なのによく見えないでは、売り物にならないのだが。

存在感たっぷりの貨物船船長が活躍もせずに犬死にするのは、初めて見たときからがっかりさせられた。

エイリアンの最期はよかった。エイリアンというよりも化け物を相手に、ヒューマンドラマに仕立ててみせたのは見事だった。