キング・オブ・キングス EPISODE1:皇帝誕生
壮大なスケールで描いたスペクタクル大作
という立派な謳い文句はあるし、ジョン・マルコヴィッチも出ているし、惹かれるものがあって見てみた。
のっけから、がっくりくる戦闘シーンが披露される。軍旗を掲げたナポレオン将軍が歩兵の先頭に立ってせまい橋の上を闇雲に突撃するのだ。戦略も戦術もなにもなくただひたすらに突撃するさまは、まるで「ジャンヌ・ダルク」のよう。
まわりの将兵は次々と射殺されるのだが、ナポレオンは主人公なので弾が当たらないというすてきなストーリーになっている。しかも、ただ無謀なだけの突撃が勇敢だったとかで、兵士から称えられる始末。
その後は浮気しただのしないだのという実に下らないシーンに時間を費やす。途中でエジプトに遠征して軍功をあげ帰還するのだが、なんとまあ戦闘シーンはなし。
ここまでで30分。今日も時間を無駄にしてしまった。